しかし、これらのビタミンの血中濃度が低い『潜在型ビタミン欠乏症』と言われる人たちは少なくありません。こうした人達は明らかな症状こそ出ていませんが、疲れやすく何らかのきっかけでビタミンの体内需要が高まると、たちまち健康に破綻をきたすことがあります。
身体の構成材料にも、エネルギーにもならない微量栄養素ですが、欠乏症が確認されているものをビタミンとしており、現在は13種類のビタミンがあります。
腸内細菌は、ビタミンB1、ビオシン、パントテン酸、葉酸、ビタミンB12、ビタミンKを合成しますが、主に下部腸管にて行われるのであまり吸収されずに排出されます。
ビタミンの個々の役割や関連性を知ることで食に対する意識が変わり、様々な不調や病気の兆候が出てきた時にも、個々の状況に対応しようとする発想のようなものが出てきます。
〈語源〉 ラテン語の生命(Vital)に必要な、窒素化合物(amine)に由来しています。
定義
微量で体内の代謝に重要な働きをしているにもかかわらず自分で作ることができない化合物(極微量ながら体内で生成できるビタミンも一部あります)。(日本ビタミン学会と(社)ビタミン協会)
機能
体内の代謝をはじめとする種々の生理現象に重要な役割。
歴史
1911年には、カジミール・フンク(ポーランド)がエイクマンにより示唆された米ヌカの有効成分を抽出することに成功しました。1912年、彼は自分が抽出した成分の中にアミンの性質があったため、「生命のアミン」と言う意味で“vitamine”と名付けられました。その後、ビタミンを複数の栄養素の総称と定義し直すにあたって“vitamin”と綴りが変えられました。
1910年、農芸化学者の鈴木梅太郎(1874~1943、東京帝国大学名誉教授、理化学研究所設立者)が米糠からオリザニン(ビタミンB1)を発見しました。「これは脚気を治す特効薬といわれていますが、薬でなく私たちの体に欠かせない栄養素」だといわれ、ビタミン栄養学が確立、実践されました。
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