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オメガ3とがん(乳がん)の関係性

中国を拠点にする調査チームは、米国、欧州、アジアの計88万3,585人を対象にした、26件の前向きコホート研究の報告を解析した。 2万905人の女性が乳がんを発症したが、魚油由来のオメガ3系多価不飽和脂肪酸をもっとも多く摂取した群は、もっとも少なく摂取した群に比べ、乳がんリスクが14%低下した。 もっとも乳がんリスクが低下したのはアジア女性であり、これはふだんの魚の摂取量が欧米諸国に比べて多いためだろうとしている。 統計的にみると、オメガ3系脂肪酸を1日0.1g多く摂取するごとに、乳がんリスクが5%下がるという。脂肪の多いサケやマグロ、イワシなどの魚を1週間に1~2食分食べると、この量を満たすことができる。 魚の油にはエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)などが多く含まれ、血液中の中性脂肪値を下げたり、血栓ができるのを防ぐ働きがある。
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赤身肉の発がん性について

IARC主催の10か国、22人の専門家による会議で赤肉(注1)(牛・豚・羊などの肉)、加工肉の人への発がん性についての評価が行われました。 評価は全世界地域の人を対象とした疫学研究(エビデンス)、動物実験研究、メカニズム研究からなる科学的証拠に基づく総合的な判定です。 その結果、加工肉について「人に対して発がん性がある(Group1)」と、主に大腸がんに対する疫学研究の十分な証拠に基づいて判定されました。
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抗がん剤は絶対に使わないほうがいい?!

日本人の死因の3割を占めるといわれる「がん」。  がんの三大治療は、「手術」「化学療法(抗がん剤)」「放射線療法」であるが、このうち抗がん剤は、新しい薬剤や有効な投与方法の開発などで、常に医療界を賑わせている。  「がんになれば、抗がん剤治療を受けるのが当たり前」  「抗がん剤を使わなければ、早く死んでしまう」  そんな認識が定着しているなか、国内のある医療法人院長・A氏は、「抗がん剤は寿命を縮めます」と、耳を疑う持論を述べる。