そのため「どのタンパク質がもっともトレーニングの効果を高めるのか?」という声をよく聞きます。
この問いについて、54ものタンパク質の品質の研究報告をレビューし、答えを導き出したのがテキサス医科大学のRaidyらです。
Raidyらは最初に「タンパク質の種類はそんなに関係ない」と言います。
このことは、筋肉のもととなる筋タンパク質の合成作用が時間で換算された「合成量」で考えるからです。
タンパク質の摂取パターンは人によりそれぞれです。
研究によりもっとも効率的なタンパク質の摂取パターンは3時間おきとされています。この場合はファストタンパク質と言われるホエイが最適になります。
しかし5-6時間おきにタンパク質を摂取するパターンではスロータンパク質であるカゼインを選択したほうが筋タンパク質の合成量は高くなるのです。
Raidyらは次に、タンパク質の種類よりも大事なことがあると言います。それが「ロイシンの量」です。
今回は、なぜロイシンの量が重要なのか、その科学的根拠について考察していきましょう。
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