CATEGORY 健康

健康

カロリーゼロ:人工甘味料について

甘味料とは、食品に甘みをつけるために使われる調味料である。なお食品衛生法による食品の表示にあっては食品添加物に区分される。砂糖以外の甘味料は、第二次世界大戦中や終戦直後の砂糖不足の時代には、単に砂糖の代わりの代替甘味料という位置付けであったが、その後の食生活の変化などにより、最近ではその使用目的が、低カロリー、低う蝕性(虫歯になりにくい性質)、腸内環境の改善などへと多様化してきている 糖質系甘味料は、炭水化物に分類される甘味料である。食品中に微量に含まれている甘み成分を取り出し精製、濃縮したもので食品として取り扱われるもの。砂糖、でん粉由来の糖、その他の糖、糖アルコールに分類される。一部には、特殊な処理を伴わず食品のままで甘味料として利用されるものもある。
健康

エビデンスを元にしたマグネシウムの重要性について②

日本人にマグネシウムは足りているのでしょうか? 日本の土は火山灰土であるため、もともとミネラルが少なくなっています。また現代の日本人はストレスがあったり、アルコールをたくさん飲んだり、精製された白いお米やパンを食べる機会が増えたりしているため、マグネシウムが足りなくなっているおそれがあります。 マグネシウムの摂取不足 白いパンや白いごはん、お菓子など アルコールの飲みすぎ ストレス 様々な薬の投与
健康

エビデンスを元にしたマグネシウムの重要性について①

マグネシウムはすべての細胞や骨に広く存在しています。そして300種もの酵素反応に関わっているといわれます。 マグネシウムはそれだけ大切なので、人のからだは血中のマグネシウムが不足すると、骨からマグネシウムを取り出して常にマグネシウムの量を一定に保とうとしています。 人のからだの中には、約25gのマグネシウムが存在します。マグネシウムはすべての細胞に広く分布し、50~60%は骨に、1%は血中に存在します。 マグネシウムが関わる働きとしては以下のようなものが挙げられます。マグネシウムは300種もの酵素反応に関わっているといわれます。
健康

加工肉の発がん性について

加工肉と赤身肉(牛・豚など)が大腸がんに関連していること自体は新しい情報ではありませんが、がんリスクを高める肉の量について、キャンサーリサーチUKが資金提供した詳しい研究結果をプレスリリースで発表したところ、加工肉および赤身肉と大腸がんとの関連性が再び話題となりました。 この新たな研究では、加工肉や赤身肉の1日摂取量が平均でわずか76g(ハムで約3枚)でも大腸がんのリスクが高まるか否かについて検討しました。  この研究はInternational Journal of Epidemiologyで発表されています(サイト内記事参照)。 この76gという量は英国での平均的な1日消費量にほぼ相当しており、政府のガイドラインの、ややグレーな領域に該当します。 ちなみにガイドラインでは、1日当たり90g以上食べる人は皆、1日当たり70g未満まで減らすべきとしています。 本研究の内容で重要な部分は、「たとえ肉を食べる量が中等度であっても大腸がんのリスクが高まる」という情報です。 英国は肉のフライ料理で有名な国です。 でも肉摂取量が中程度であってもリスクが高まるのであれば、これは英国にとってどのような意味をもたらすのでしょうか?
健康

納豆の栄養素

納豆は健康価値の高い食品ですが、その原料である大豆そのものにも、健康に効果のある成分がたっぷり含まれています。畑の肉と呼ばれるほどに豊富な「植物性たんぱく質」を筆頭に、「ビタミン」「食物繊維」「カルシウム」、ポリフェノールの一種である「大豆イソフラボン」 や「大豆サポニン」他、一粒一粒に栄養がギュッと詰まっているのです。さらに、コレステロールの吸収を抑えることで近年話題になっている「植物ステロール」も含まれています。
健康

卵の栄養学②

一時期、「卵を食べすぎるとコレステロール過多になるから一日1個まで」みたいな風潮があったと思います。 しかしこれは厚生労働省によって明確に否定されています。 ボディメイクしている人からすると、一日に何個も卵を食べるのは至って普通のことなのですが、これを知らない人からすると「卵をたくさん食べるのは身体に良くない」という印象があるようです。 しかし、2015年にアメリカ農務省と保健福祉省が「コレステロール摂取制限は必要ない」という見解を発表しました。 日本の厚生労働省もそれに続いて、「日本人の食事摂取基準」からコレステロールの項目を削除しました。
健康

卵の栄養学①

栄養学の目で見ても「完全食品」と呼ばれているように、たまごは人間の体に必要な栄養素をまんべんなく含んでいるすぐれた食品です。たった1種類でこれだけ栄養的に豊富な食品は、たまごを除くと、やはり「完全食品」といわれる牛乳以外には見当たりません。たまごは、ヒヨコが成長するために必要な栄養成分を全て持ち合わせている、文字どおりの「完全栄養食品」。 ヒヨコの脳、神経や全身の細胞を造るのに必要な脂質類とタンパク質が十分に含まれています。ヒヨコの骨格づくりに必要なカルシウムとリンも豊富です。
健康

ヘム鉄のリスク②

鉄を摂るとき、CPP(カゼインホスホペプタイド)を一緒に摂ると、小腸の下の方でもう一度汲み上げてくれるので、吸収率が上がります。 酸っぱいものや辛いものを食べて胃を刺激するのも効果的です。 一方、紅茶、コーヒー、緑茶に含まれるタンニンは、非ヘム鉄の吸収を妨げる吸収を妨げるといわれています。しかし、ヘム鉄の場合は気にしなくてよいという意見もあります。