高タンパク食の影響とは
東フィンランド大学による、中高年男性を対象とした研究からたんぱく質の摂取量の多い人は、少なめの人に比べて心不全のリスクがやや高まるほか、たんぱく源によってもリスクに差が生じることがわかったという。 高たんぱく食が普及する一方、それが心不全リスク与える影響についての研究はほとんどない。 この論文の著者で東フィンランド大学のユルキ・ビルタネン准教授は、「多くの人が高たんぱく食の健康効果を当然のものとしているが、考えうるリスクと有益性を明白にすることは重要なことです。これまでの研究で、高たんぱく食、とくに動物由来のものは2型糖尿病、さらには死亡のリスク増加との関連が指摘されています」と話している。