さらに、年間約100万人の自殺者のうち過半数がうつ病の兆候を示しており、うつ病や自殺は日本だけではなく世界的にも重要な公衆衛生上の問題である。
うつ病や自殺に心理社会的要因が関連していることはよく知られているが、食事要因については明らかではない。
多くの研究において
男性において血中葉酸濃度が高いほど抑うつ症状を有する人が少ないことや、冬季のビタミンD濃度が高いほど抑うつ症状の割合が少ないという傾向を見られました。
また、ビタミンB6濃度が高いほど、あるいはコーヒーや緑茶摂取が多いほど抑うつ症状が少なかった。
食事パターンとの関連では、野菜や果物、きのこ、大豆製品などの高摂取によって特徴づけられる「健康日本食パターン」の得点が最も高い群は最も低い群に比べ抑うつ症状を有する人が約5割少なかった。
さらに、平成21年に追跡調査が行われ、抑うつの発症との関連を調べたところ、ベースライン時の血中葉酸及びビタミンB6濃度が高いほど、抑うつのリスクが低下したそうです。
抑うつ症状に対する健康日本食パターンや葉酸、ビタミンD、ビタミンB6の予防的関連が示唆された。
「健康日本食パターン」は、葉酸やビタミンC、ビタミンEなどの摂取と関連しており、抑うつ症状の低下はそれらの複合効果によるものかもしれない。近年、食事・栄養と抑うつに関する報告が増えてきており、メタ分析などでも本研究の知見を支持する結果が報告されている。
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