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納豆の栄養素

納豆は健康価値の高い食品ですが、その原料である大豆そのものにも、健康に効果のある成分がたっぷり含まれています。畑の肉と呼ばれるほどに豊富な「植物性たんぱく質」を筆頭に、「ビタミン」「食物繊維」「カルシウム」、ポリフェノールの一種である「大豆イソフラボン」 や「大豆サポニン」他、一粒一粒に栄養がギュッと詰まっているのです。さらに、コレステロールの吸収を抑えることで近年話題になっている「植物ステロール」も含まれています。
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卵の栄養学②

一時期、「卵を食べすぎるとコレステロール過多になるから一日1個まで」みたいな風潮があったと思います。 しかしこれは厚生労働省によって明確に否定されています。 ボディメイクしている人からすると、一日に何個も卵を食べるのは至って普通のことなのですが、これを知らない人からすると「卵をたくさん食べるのは身体に良くない」という印象があるようです。 しかし、2015年にアメリカ農務省と保健福祉省が「コレステロール摂取制限は必要ない」という見解を発表しました。 日本の厚生労働省もそれに続いて、「日本人の食事摂取基準」からコレステロールの項目を削除しました。
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卵の栄養学①

栄養学の目で見ても「完全食品」と呼ばれているように、たまごは人間の体に必要な栄養素をまんべんなく含んでいるすぐれた食品です。たった1種類でこれだけ栄養的に豊富な食品は、たまごを除くと、やはり「完全食品」といわれる牛乳以外には見当たりません。たまごは、ヒヨコが成長するために必要な栄養成分を全て持ち合わせている、文字どおりの「完全栄養食品」。 ヒヨコの脳、神経や全身の細胞を造るのに必要な脂質類とタンパク質が十分に含まれています。ヒヨコの骨格づくりに必要なカルシウムとリンも豊富です。
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ヘム鉄のリスク②

鉄を摂るとき、CPP(カゼインホスホペプタイド)を一緒に摂ると、小腸の下の方でもう一度汲み上げてくれるので、吸収率が上がります。 酸っぱいものや辛いものを食べて胃を刺激するのも効果的です。 一方、紅茶、コーヒー、緑茶に含まれるタンニンは、非ヘム鉄の吸収を妨げる吸収を妨げるといわれています。しかし、ヘム鉄の場合は気にしなくてよいという意見もあります。
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むくみへの栄養学的アプローチ~血液検査から読み解く~

貧血とは血液中のヘモグロビン(血色素)量が低下(減少)した状態を指します。 ヘモグロビンは赤血球の中に含まれており,血流に乗って酸素を体のすみずみまで運搬する働きをしています。 そのため,ヘモグロビン量が低下すると体内の各所が酸欠状態となり,顔色不良・動悸・息切れ・疲労・倦怠感・めまいなどいろいろな貧血症状が現れます。 ひどい時には呼吸困難や胸痛が起こったり,爪が反り返ったりすることもあります。
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骨粗しょう症の栄養学的アプローチ方法

「骨粗しょう症」とは、骨密度が低下して骨がスカスカになり、骨折を起こしやすくなる病気です。 骨粗しょう症の原因には、加齢、生活習慣(運動不足、食生活など)、喫煙、閉経後のホルモンバランスの変化、関節リウマチやステロイド薬の使用などがあります。 特に加齢による骨密度(骨量)の低下は、程度の差はありますが、誰にでも起こりえます。
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菜食主義の注意点とは

ベジタリアン(菜食主義者)が最近増えてきています。 一言でベジタリアンといっても、乳製品・卵は食べるが肉だけは食べないラクトオーボベジタリアン、乳製品・卵などを含めて一切の動物性食品を食べないビーガンなど様々なタイプがあります。 マクロビなどもよく耳にするようになりました。 今回は栄養学的にみたベジタリアンの利点や注意する点について説明します。
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糖尿病の予防にこそ糖質が必要な理由

清涼飲料や菓子類などに含まれる「果糖(フルクトース)」が、食品のカロリーを高めるだけでなく、2型糖尿病や心血管疾患の発症リスクも高めているという研究が、医学誌「British Medical Journal」に発表された。 フルクトースは果物や野菜、フルーツジュース、ハチミツなど、さまざまな天然の食品に含まれているが、多くはコーラやジュースなどの清涼飲料や、お菓子やスイーツなどの加工食品から摂取されている。 世界のフルクトースの消費量は急速に増えている。米国人はフルクトースなどの糖質を多く摂取しており、4人に1人は1日に200kcal以上を摂取しており、5%は500kcal以上を摂取しているという。これは角砂糖(4g)に換算すると13〜32個分に相当する。 そして、ジュースやコーラなど清涼飲料や菓子類などの甘味の強い加工食品の多くに「果糖ブドウ糖液糖」や「ブドウ糖果糖液糖」が甘味料として使われている。 コーンスターチ(トウモロコシから作られたデンプン)などから製造される「果糖ブドウ糖液糖」は、果糖(フルクトース)とブドウ糖(グルコース)を主成分とする異性化糖。工業的に安定して生産でき、価格が安いので、多くの食品に用いられている。 当然こういった糖質は糖尿病に対して悪影響です。 ですが実際のところ完全にカットすればいいわけではありません。