健康

タンパク質について極める

たんぱく質(Protein)という物質は1938年に発見されました。当時、生物に砂糖と油だけを与えると早死にし、たんぱく質を与えると長生きすることから、ギリシャ語のプロテイオス(Proteios)「もっとも大切なもの」という言葉からと名づけられました。 「蛋白質」の「蛋」は、中国語で卵のことを意味し、卵白の主成分がたんぱく質だから「白」になりました。 ヒトの身体の約20%(水分60%、脂肪15%、その他5%)は、アミノ酸が数百以上つながったたんぱく質でつくられています。ヒトの体の中には、約10万種類のたんぱく質があると言われています。
健康

脂質について極める

脂質は、体内に存在する「体脂肪」と食物中に存在する「食物脂質」ののうち、 あぶらには、常温で液体のあぶら(油)と固体のあぶら(脂)があります。 これをまとめて、油脂と呼んでいます。この油脂は、脂肪酸とグリセリンという分子からできています。この油脂や脂肪酸、グリセリン、コレステロールなどをあわせて脂質と呼んでいます。
健康

乳製品について極める

厚生労働省や海外の調査によると、一日にコップ1、2杯の乳製品の摂取で前立腺がんのリスクが高まることが分かっています。 また卵巣がんでは「乳製品を全く飲まないか、少量しか摂取しない女性」に比べ摂取する女性の卵巣がんのリスクは2倍も跳ね上がることが分かっています。 では、乳がんと乳製品摂取の関係はあるのでしょうか?
健康

ミネラルを極める

ミネラル(mineral、無機質、灰分)は、動植物が作り出すことはできないので、動植物が水や土壌から摂取したものを人間が食物として摂取します。 必須ミネラルは生体組織の構成や、生理機能の維持・調節に必要な微量栄養素です。人間の体では作ることができないため、食物などから摂取する必要がありますが、それぞれのバランスが大切です。多過ぎても少な過ぎても、健康の保持・増進には好ましくありません。 ミネラルには、ヒトにとって不可欠な必須ミネラルと健康上のトラブルの原因となる有害ミネラルがあります。
ボディメイク

筋トレの効果を最大にするベータアラニンについて知っておこう

スポーツ運動生理学の発展により、トレーニングの効果は総負荷量やセット数、セット間の休憩時間などの変数によって決まることが明らかになっています。 トレーニング = 総負荷量 × セット数 × セット間の休憩時間 × トレーニング頻度 etc 特に総負荷量は、トレーニング効果の決定的な要素(Key factor)とされています。総負荷量は運動強度と運動回数(レップ数)をかけ合わせることで算出されます。
ボディメイク

ビタミンを極める

今から60~200年ほど前までは、多くの人がビタミンの欠乏症によって命を落としていましたが、現在先進国では食生活も良くなり、欠乏症患者は激減し不治の病ではなくなりました。 しかし、これらのビタミンの血中濃度が低い『潜在型ビタミン欠乏症』と言われる人たちは少なくありません。こうした人達は明らかな症状こそ出ていませんが、疲れやすく何らかのきっかけでビタミンの体内需要が高まると、たちまち健康に破綻をきたすことがあります。
ボディメイク

ボディメイク:カロリー編

「人は食べたものでできている」というのは、ドイツの哲学者フォイエルバッハの言葉ですが*1、食べた物がそのまま身体を作っているわけではありません。 でも健康食品に含まれるコラーゲンやコンドロイチン硫酸がそのまま身体の一部になると思っている人は意外と多いかもしれません。もちろん、どちらもそのままの形で再利用されることはなく、バラバラに分解されてから、身体を組み立てる材料として使われるのです。
ボディメイク

ボディメイク:食事タイミング編

今回は食事のタイミングについてお話します。 多くのメソッドや意見がある中で確信に迫っていきますが、まず栄養補給のタイミングについてですが基本はトレーニング前後、というのが原則になります。 ですがよくあるのがトレーニング2時間前に何を摂るとか1時間前に何を摂るなどの話題ですよね。 結論から言うと食べる物によって当然変わります。
ボディメイク

ボディメイク:食事回数

食事のタイミングを語るうえで忘れてはならないのがサーカディアンリズム。 体内時計とは、生物の体内に生まれつき備わっていると言われる時間を測定するしくみのことです。体内時計とか生理時計と言ったりもします。体内時計の周期は1日周期だけでなく色々なものがあり、長いものは鳥の渡りや植物の開花など季節や年単位になります。 よく知られているのは1日周期のリズムで、「サ-カディアンリズム」、「概日(がいじつ)リズム」と呼ばれるものです。