健康

ストレスに対抗するには

日常生活の中で、“ストレス”という言葉は気軽に使われています。 例えば、「最近ストレスがたまっている」とか「運動でストレス発散しよう」など様々な場面でストレスという言葉が用いられています。 では、このストレスとういう言葉はいつから使われるようになったのでしょうか? 元々“ストレス”という言葉は物理学で使われていて、「外からかかる力による物質の歪み」のことを意味していました。 人では、カナダのセリエ博士が1936年に“ストレス学説”を発表したことから、医学の世界でもこの言葉が使われ始めました。 医学的には、外からの刺激に対するからだやこころの反応のことを“ストレス反応”と呼び、その反応を生じさせる刺激のことを“ストレッサー”と呼んでいます。 一般に言うストレスはこの両方の意味を含んでいます。
健康

高タンパク食の影響とは

東フィンランド大学による、中高年男性を対象とした研究からたんぱく質の摂取量の多い人は、少なめの人に比べて心不全のリスクがやや高まるほか、たんぱく源によってもリスクに差が生じることがわかったという。 高たんぱく食が普及する一方、それが心不全リスク与える影響についての研究はほとんどない。 この論文の著者で東フィンランド大学のユルキ・ビルタネン准教授は、「多くの人が高たんぱく食の健康効果を当然のものとしているが、考えうるリスクと有益性を明白にすることは重要なことです。これまでの研究で、高たんぱく食、とくに動物由来のものは2型糖尿病、さらには死亡のリスク増加との関連が指摘されています」と話している。
健康

セロトニンの分泌方法とは!?

セロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンから5-ヒドロキシトリプトファンを経てセロトニンになる。 人体内には約10mg存在し、消化管粘膜に90%、血小板中に8%、脳内の中枢神経系に2%存在する。 体内では主に小腸にある腸クロム親和性細胞、および腸クロム親和性細胞様細胞が産生し、腸の蠕動亢進に働く。 そのため、消化管のセロトニンが過剰に分泌されると下痢になり、分泌が少ないと便秘になる。 消化管で生成されたセロトニンの一部は血小板中に取り込まれ、血液凝固・血管収縮、疼痛閾値の調節、脳血管の収縮活動の調節などに働く。 一方、脳内の神経伝達物質として働くセロトニンは脳幹の縫線核で合成される。 腸で生成されたセロトニンは血液脳関門を通らないため脳のニューロンに直接作用する可能性はない。 5-ヒドロキシトリプトファンは血液脳関門を通過するが種々の副作用を示すため、脳内セロトニンを増やすためには栄養学的にはトリプトファンの摂取が重要となる  
健康

花粉症の改善方法とは?

花粉症とは花粉を吸い込んだりすることで「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」等の症状を引き起こすアレルギー性鼻炎のひとつです。 花粉症はさまざまな花粉で発症しますが、その代表的なものが春のスギ花粉症です。スギ花粉症は日本固有のもので、現在日本人の約20%が患者さんであるといわれています。 今後、地球温暖化に伴いスギ花粉の飛散数が増加することが予想されています。また発症年齢の低下、スギ花粉以外の複数の花粉で発症する花粉症の増加等の問題も出てきています。 まさしくマスコミでも大きく取り上げられる「国民病」なのです。
健康

むくみに対するアプローチ法~栄養学編~

人間も動物のように這っていれば簡単にむくむようなことはなかったのですが,人間が立って歩くようになったために,静脈血が脚にうっ滞し静脈圧が上がってしまい,そのために脚がむくんだりするようなことが生じるようになりました。 むくみは血管外の皮下組織に過剰に溜まった水分です。毛細血管領域の主に動脈側から出た水分や蛋白で代表される物質は,いったん組織に栄養を配給してまたリンパ管や静脈に回収されます。その際には水分のほとんど90%は静脈に還り,残りの10%はリンパ管に還るという仕組みになっています。つまり,むくむということは静脈の流れが大きく影響しますから,血管外の過剰な水分(むくみ)を減らすためには,まず静脈の機能を活発化させ,それからリンパ管の働きを活発化させていくことになります。つまり,むくみを減らすにはまず静脈の機能を活発に動かし,さらにリンパ管を活発化すればよいということになります。
ボディメイク

ダイエット停滞期にすべきこと考えること

恒常性ないしはホメオスタシスとは、生物および鉱物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のことである。 恒常性は生物のもつ重要な性質のひとつで生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるという性質、あるいはその状態を指す。生物が生物である要件のひとつであるほか、健康を定義する重要な要素でもある。生体恒常性とも言われる。
健康

牛乳は骨粗鬆症を助長する?

なぜ、牛乳やチーズのカルシウムが骨粗鬆症の予防にならないのか。 牛乳消費量の多い国民は牛乳に加えて肉・チーズなどの高タンパク食品の摂取も多い。 タンパク質を構成するアミノ酸にはメチオニン、システインなどの含硫アミノ酸がある。 動物性タンパク質は植物性タンパク質に比べて含硫アミノ酸が多い。 これらのアミノ酸の硫黄は分解されて硫酸イオンとなり体液の酸・塩基平衡を酸性側に